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福そば陽明店

福そば本店

おかげさまで福そばは、今年で43年を迎えました。
ここまでこれたのも、お客様のご支援、ご指導のおかげと思っております。
これからもそば道を極めるべく、がんばっていきます。
どうか、応援よろしくお願いいたします。

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本日は、福そばのホームページにご来店いただき誠にありがとうございます。

より、(福井新聞社発行)詩人 正津 勉さんの紹介から当店の紹介

 のどかな昼下がり、街のお年寄りがやって来た。冷たいビールをうまそうに飲みながら、注文したお
ろしそばを待っている。「古いかもしれませんが、手塩にかけて作った手打ちそば、手のぬくもりが伝
わるような味を心がけています」。大野市元町の「福そば」の主人、加藤和彦さんは、そう言いながら
、ゆで上げたばかりのそばを皿に盛りつけた。
そばの上にはねぎとかつお節がたっぷりと。昆布でとっただしにみぞれ状の大根を入れたつゆは、そ
ばちょこに入れて出す。
 そばどころ、大野。昔から結婚式や法事、何かにつけ人が集まるところにそばがあった。今も、披露
宴の後にそばが出される。そんな大野の町に加藤さんがそば屋を開いて34年になる。
 「冬場、どうせ遊んでいるなら大野でそば屋をやらないか」。親類の人の誘いがきっかけだった。
山あいの五箇村(現大野市下打波)で生まれ育った加藤さんは、漢方薬の原料になるオウレンやそば
を栽培していた。それまでそば打ちなどしたことがなく、なくなった父稔さんに教わった。
「店を出してから丸一年は、修行みたいなものでした。そばが長くつながらなくて、お客に出したのが、
はしより短かったことも。商売にはなりませんでした」。
 「商売とはでわしないもの、駄目なら山へ帰ろう」と考えていた加藤さんに、稔さんは厳しくそば打ちを
教えた。「とにかく数をこなせ」と、毎日そば打ちを課していたという。
 加藤さんがそば屋を始めたころ、おろしそばと言えば、奥越では温かいものと相場が決まっていた。
水でさらしたそばをもう一度、湯にくぐらせてから食べる。「でも、冷たい方がおろしには合うはず」。加藤
さんは最初から冷たいそばにこだわった。
 冬の夜、料理屋から注文が入る。宴席の後、客におろしそばを出すためだ。「こんなものそばじゃない
みたいなことをよく言われましたね」。かたくなに冷たいおろしそばを続けてきた加藤さん。今では、大野
のそば屋でも、冷たいおろしそばを出す所が増えてきた。
 食材にもこだわり続けている。自分で栽培したそばはもう使っていないが、毎年秋にとれた大野の玄
そばを使う。大根も、おろしには欠かせない辛味のある青首を自分で栽培している。「他の食材を使って
も差はないかもしれないが、大切にしていきたい」と言う。
 そばブームと言われるようになってからは、日曜、祝日には県外からそばを食べに来る人が、目に見
えて増えてきている。「そばどころは、そばが好きが多い所。たとえブームが去っても」そばが廃れること
はないでしょう。でも、大野に来たら必ずそばを食べる、といったふうにしていきたい。そのためにもちゃ
んとしたそばを研究していきたいですね」

一代記

平成六年十一月十六日発行

ご挨拶

越前蕎麦物語